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【公開オークション】5月22~23日開催の公開オークションを振り返る
2026年05月25日2026年5月22日(金)・23日(土)の2日間にわたり、国内の主要アートオークションである「SBIアートオークション」と「シンワオークション」のセールが立て続けに開催されました。
週末だけで合計23億円以上が動いた今回のオークション。
それぞれのセールの速報データと、会場を沸かせた注目のロットを振り返ります。
①SBIアートオークション:現代アートの人気の強さ
まずは22日・23日に開催されたSBIアートオークションの「Modern and Contemporary Art」セール。
国内外で絶大な人気を誇るコンテンポラリーアートを中心に、非常に安定した強さを見せました。
総落札額: 12億3,145万円(手数料込み)
落札率: 87.6%
落札率が9割に迫る勢いからも、コレクターたちの購買意欲の高さがうかがえます。
■草間彌生
50号の大型ドット/ネット作品(キャンバスにアクリル)が登場。
今回のセールではかぼちゃや富士をはじめとした版画が15点以上、オブジェや原画も数点出品され、市場での圧倒的な需要の広さを証明しました。
落札価格:1億695万円(エスティメイト:8,000万〜1億4,000万円)
■李禹煥
30号の油彩作品。
予想最高額を上回る結果となり、もの派の巨匠としての世界的な評価の堅実さを示しました。
落札価格:8,740万円(エスティメイト:5,000万〜8,000万円)
■奈良美智
22×16㎝の小ぶりな「紙に色鉛筆」の作品。
今回はドローイング作品が5点ほど出品され、いずれも高額で落札されました。
落札価格:2,242万円(エスティメイト:1,800万〜2,800万円)
その他、ロッカクアヤコの大型原画が2点出品され、
また永井博をはじめ、エスティメイトを大きく超えて価格を伸ばした作品も複数見受けられました。
SBIアートオークションの落札結果はこちらから。
②シンワオークション:落札率90%超え
続いて、23日(土)に開催されたシンワオークションの「近代美術/コンテンポラリーアート/近代美術PartⅡオークション」。
落札率が90%を超えるという、目覚ましい盛り上がりを見せました。
落札額合計:10億9,509万3,250円(手数料込み)
落札率:90.1%
今回のシンワオークションの最大のハイライトは、ラウル・デュフィの作品が多数出品され、そのどれもが高額で落札されたこと。
そしてマリー・ローランサンやモーリス・ユトリロなど近代フランス洋画の人気も強く、価格を大きく押し上げたことです。
■ラウル・デュフィ
1949年頃作の音楽を題材にした油彩が、予想最高額の6倍以上となる1億5,000万円超えで落札されました。
会場は大きな拍手に包まれました。
落札価格:1億5,525万円(エスティメイト:1,500万〜2,500万円)
■千住博
日本画の巨匠による代表的なウォーターフォールの作品。
安定した支持の高さを見せました。
落札価格:736万円(エスティメイト:600万〜800万円)
■アンディ・ウォーホル
1985年のスクリーンプリント作品。
ポップアートの巨匠の人気モチーフということもあり、予想最高額を上回る価格で落札されました。
落札価格:989万円(エスティメイト:500万〜800万円)
シンワオークションの落札速報はこちらから。
まとめ
SBIアートオークションでは草間彌生・奈良美智・ロッカクアヤコといった現代アートの人気作家がしっかり高値をキープ。
一方シンワオークションでは、デュフィをはじめとする近代洋画に熱い視線が集まりました。
新しいものを追いかけるコレクターも、昔から愛される名画にぐっとくるコレクターも、それぞれが思い思いに楽しんでいる——そんな空気を感じた週末でした。
次回のオークションでもこの熱がどう続いていくのか、楽しみですね。
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