福王寺法林
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プロフィール
福王寺法林
Horin Fukuoji
1920年~2012年。山形県出身。
神々しいヒマラヤ山岳風景や富士山を描いた日本画家。
息子は日本画家:福王寺一彦。
勲三等瑞宝章、文化功労者、文化勲章受章者。
生い立ち
山形県米沢市に生まれる。
6歳の時、不慮の事故で左目を失明。
持ち前の負けず嫌いの性格もあり、ハンディキャップを持ちながらも描くことに夢中になり、狩野派:上村廣成のもとで学ぶことになる。
21歳の頃、召集を受け中国戦線に配属される。
日本に戻り絵を描くという強い気持ちをもちながら、壮絶な戦時下を生き延び、46年に復員。
復員後の画家生活
生まれ育った故郷に戻り、念願の画業に専念する。
そして49年第34回日本美術院展にて「山村風景」が初入選を果たす。
初期の作品はその後に展開されるヒマラヤシリーズとは雰囲気が異なり、
第40回院展にて奨励賞・白寿賞を受賞した「朝」は、
太陽が昇り始めたか-くらいの時間の朝の静けさを表現し、台所を描いた穏やかな作品となっている。
その後も第41回「かりん」日本美術院次賞・大観賞、
第42回「朴の木」日本美術院次賞・大観賞、
第43回「麦」佳作・白寿賞、
第44回「岩の石仏」奨励賞・白寿賞、
第45回「北の海」日本美術院賞・大観賞
と、次々と受賞を重ねた。
個展を開催し精力的に活動しながら、院展出品作「島灯」は山種美術財団賞を受賞し、文部省買上げとなる。
さらには第56回「山腹の石仏」で内閣総理大臣賞を受賞し、評価を固いものとした。
ヒマラヤ時代
1974年にネパール、ヒマラヤの取材旅行を開始し、代表的な作品群ヒマラヤの制作を始めた。
生まれ故郷は360度見渡す限り山に囲まれた山形県、山のふもとで生活してきた法林にとって山岳は身近な題材であった。
特徴的なのは、ヘリコプターなどを使った空から山を捉えた構図。
登頂するのも命がけである過酷な環境のなかで、スケッチを大量にとり、力強く神々しいヒマラヤを描き続けた。
第61回院展「ヒマラヤ連峰」により芸術選奨文部大臣賞を受賞。
赤い花が印象的な「ヒマラヤの花」が日本芸術院賞を受賞。
故郷である米沢市では名誉市民顕彰、そして山形県名誉県民顕彰を受賞している。
年譜
1920年 山形県 米沢市生まれ。
1927年 左眼を失明。(6歳)
1929年 狩野派:上村廣成に師事し、日本画を学ぶ。
1936年 上京する。
1941年 中国に出征する。
1946年 復員し、院展に出展する。
1949年 「山村風景」が日本美術院展覧会にて初入選。
1960年 「北の海」が日本美術院賞、大観賞を受賞。
1961年 画塾濤林会を結成。
1974年 ヒマラヤへの取材旅行を開始する。
1977年 「ヒマラヤ連峰」が第27回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
1984年 「ヒマラヤの花」が日本芸術院賞を受賞。
1994年 日本芸術院会員。
1997年 勲三等瑞宝章受章。
1998年 文化功労者顕彰受賞。
2004年 文化勲章受章。
2004年 米沢市名誉市民顕彰受賞。
2005年 山形県名誉県民顕彰受賞。
2012年 ご逝去(91歳) 叙従三位。
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