棟方志功
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プロフィール
棟方志功
Shikou Munakata
版画家として、20世紀の美術を代表する世界的巨匠の一人。
1903年、青森で生まれる。
少年時代、ゴッホの絵を見て感動し、芸術家になることを決意。
東京に上京し、油彩画を展覧会に出品するも落選が続く。それというのも棟方は豪雪地帯出身のため、幼いころに囲炉裏の煤で目を病み、極度の近視だったため絵に奥行きをつける事ができないがためだった。
それでも己の芸術を形にしたい、「日本で生まれた仕事がしたい」と木版画の道に進む。版画を「板画」と呼び、唯一無二のダイナミックな構成の版画作品を作り続けた。
棟方が生きた時代、版画を「複製技法ではなく、版画の技法自体を創作表現の一つとして活かす」という、創作版画運動が活発になっており、その中でも棟方志功は中心的な作家である。
日本の近代木版画を世界に紹介し、世界的な版画展で数々の賞を受賞した。1956年のヴェネツィア・ビエンナーレでは日本人として版画部門で初めて大賞を受賞。その後もアメリカで評価が高まるなど、海外でいち早く評価された作家である。
1969年、青森市から初代名誉市民賞を授与。翌年には文化勲章を受章。
1975年、死去。
今でも棟方の作品は国内外で高く評価されており、海外のコレクターも多い。
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