絹谷幸二

プロフィール

絹谷幸二
Koji Kinutani

1943年、奈良県に生まれる。

東京藝術大学美術学部油絵専攻で卒業。小磯良平の教室でその技術を学んだ。卒業製作で大橋賞を受賞した。

芸大を卒業すると1971年にイタリアに留学、ヴェネツィアでアフレスコ画※の技法を研究した。

（※フレスコ画/壁画技法のこと。英語ではフレスコだがイタリア語では”ア”がつくアフレスコ画という単語のため、イタリア古典アフレスコ画技法を学んだ絹谷はアフレスコ画という呼び方をし、表記もそれにならっている）

その後数々の美術賞を受賞し、1993年には母校である東京藝術大学の教授に就任して後進を育成した。

アフレスコ古典技法を用いてヴェネツィアの風景や、花などの静物、人物などを金色や原色を多用した非常に明るいイメージで描く。

伝統と革新が画面の中で統合されており、見る者に鮮烈な印象を与える。

2014年、文化功労者に選ばれる。

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