絹谷幸二油彩 フレスコ画 版画の販売

1943年に奈良県で生まれる。

幼少期から自然の豊かさに囲まれ、奈良の風景や寺院、伝統的な美術品に触れる中で、芸術への興味を深め育った。

若い頃から描くことに没頭し、高校生になる頃には自身の芸術表現を深めることに強い情熱を抱くようになった。

大学での学びとフレスコ画への傾倒

高校卒業後、東京藝術大学に進学し、油画を専攻。

そこで日本の美術教育の厳しさと奥深さに触れ、さらに自身の技術を磨く。

伝統的な油彩技法を学ぶ一方で、法隆寺の金堂壁画から強く影響を受け、フレスコ画（壁画）に興味を持つようになっていく。

フレスコ画は古代から続く壁画の技法で、壁に漆喰を塗り、水で溶いた顔料で直接絵を描く。

長く残る耐久性を持つのが特徴的な技法。

この技法に魅了され、1970年代にイタリアに留学し、フレスコ画の本場で本格的な技術を学ぶ。

フィレンツェやローマでの学びは、大きな刺激となり新たな方向性と表現力をもたらした。

日本画の伝統と現代美術の融合

溢れる鮮やかな色彩で、生命の力強さや自然の持つ荒々しいエネルギーを表現。

伝統的な日本画の美意識と西洋の表現技法が巧みに融合する作品が生み出され、彼のスタイルは日本美術の枠を超えた独自の表現として確立。

鮮烈な赤や黄色、青といった原色を多用し、エネルギーを感じさせると同時に、自然の美しさや儚さをも描かれている。

また絵画だけでなく、彫刻など立体作品も手掛けており、空間をダイナミックに活かした構成が特徴的。

彫刻作品にも鮮やかな色彩を取り入れられ、迫力のある作品となっている。

まるで生き物のようなエネルギーが宿り、独自の存在感が印象的。

芸術教育

さらに自身の創作活動だけでなく、美術教育にも積極的に携わる。

東京藝術大学や多摩美術大学で教鞭を執り、後進の育成に尽力。

絹谷は自らの作品を通じて、人々に”色彩の持つ力”を伝えたいと語り、色彩や形の美しさに対する理解を深めることが、美術教育の重要な要素であると考えられている。

独特な色彩で表現される作品で自然の力強さを伝えると同時に、日本の伝統文化と現代美術を融合し、

その功績や文化への貢献から、文化勲章を授与されている。

迫力のある構図、色彩がダイナミックなフレスコ画。

富士山を描いた原画作品など。

また版画も取り扱いしております。

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HP未掲載作品もございますし、入荷後のご連絡も可能です。

富士山、女性像、仏像。太陽と月、 龍など。

絹谷幸二 天空美術館  (大阪府)