ジャン・ピエール・カシニョール

プロフィール

ジャン・ピエール・カシニョール
Jean Pierre Cassigneul

1935年、パリで生まれる。

父親が高級仕立服を扱う洋裁店を経営しており、幼少期からファッションショーやパーティなどでモデルとなる女性たちが身近におり、子供の頃から女性を芸術の対象としていた。

パリ美術学校で学び、兵役の後に1963年頃から画家として活動を始める。

1964年にパリのレヌアール通りにアトリエを構えていたところ、日本人画商にその才を見込まれ飾っていた絵の大部分を購入される。その作品群はフランスの印象を好む日本の美術愛好家の好評を得た。

1965年頃からカシニョールはリトグラフという表現方法に移行し始め、一部の資力を持つ愛好家だけではなく、広く一般の美術愛好家でも手に入れることができる（油彩作品などよりは）廉価な版画作品を製作する。

バラやチューリップといった花々、公園や森といった自然と女性を組み合わせるというのがカシニョール作品に多いモチーフであり、非常にノーブルで優雅な世界が表現されている。

日本では女優の黒柳徹子がカシニョール作品の愛好家であり、自身もまたカシニョールの作品のモデルとなっている。

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