東山魁夷
作品一覧
プロフィール
東山魁夷
Kaii Higashiyam
1908年~1999年。
昭和を代表する日本画家の一人で、風景画の分野では国民的画家といわれる。
作品はテレビCMや本の装丁などにも使われており、抒情的な色合いで描かれた風景画は、ジャンルを超えて愛されている。
東宮御所の壁画「日月四季図」や皇居新宮殿壁画の制作や、唐招提寺へ奉納された障壁画など、日本伝統文化への貢献も大きいことで有名。
海外留学の経験があり、欧州やアジアなど旅行からも多くの作品を生み出している。
主に森や湖など風景画を描き、特徴的な青・緑が印象に残る。
1988年に居住地であった千葉県市川市の名誉市民に選ばれ、1994年には千葉県に東山魁夷アートギャラリーを開館する。
1990年には長野県信濃美術館に東山魁夷館が開館する。
魁夷本人の生まれとは関係のない土地だが、自然豊かな長野県に多くのインスピレーションを受けスケッチ旅行に何度も訪れ、生前 魁夷本人が作品・スケッチなどを多数寄贈したことをきっかけに開館へとつながった。
さらに1995年には 東山魁夷心の旅路館 が開館し、長野県山口村名誉村民にも推挙されている。
海外での評価
西ドイツ プール・ル・メリット学術・芸術院の外国人会員に選任され、その後バイエルン州功労勲章を受章したことや、
ウィーン分離派(正式名称:オーストリア造形芸術家協会) ウィーン・キュンストラーハウス名誉会員に推挙されるなどの活躍も見られ、
海外で展覧会を何度も開催するなど評価も高い。
代表的なモチーフ
日本の風景画。
略歴
1908年 横浜生まれ。
1929年 帝国美術院が主催の官展:帝展(日展の前身)にて「山国の秋」が初入選。
1931年 東京美術学校日本画科(現在は東京藝術大学美術学部)を卒業し、研究科に進む。
明治から昭和にかけて活躍した日本画家 結城素明に師事する。このとき雅号を魁夷とする。
1933年 東京美術学校 研究科を卒業。ヨーロッパ美術の研究を目的に渡欧する。
1934年 第1回日独交換学生に選ばれたことで、ベルリン大学哲学科美術史部に入学。
1935年 帰国。
1939年 日本画公募展の日本画院にて「冬日」が日本画院賞第一席を受賞する。さらに大日美術院展で「山三題」が大日美術院賞第二席を受賞する。
1940年 日本画大展覧会にて「山」「海」が佳作賞を受賞する。
1947年 日本最大公募展の日展にて「残照」が特選を受賞し、政府買い上げとなったことから世評が高まる。
1950年 東京美術学校卒業生1931年卒の有志らで結成された 六窓会 に参加する。
1954年 現代日本美術展にて「晩照」が佳作賞を受賞する。
1956年 日展にて「光昏」が芸術院賞を受賞する。政府買上げとなる。
1965年 日本芸術院会員に任命される。また、日展理事に就任する。
1969年 毎日芸術大賞受賞、文化勲章受章する。
1974年 日展理事長に就任する。(翌75年に辞任)
1976年 ドイツ連邦共和国大統領から功労大十字勲章を贈られる。
1984年 日展顧問に就任する。
1999年 逝去 享年90歳。 従三位 勲一等瑞宝章を贈られる。
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