中村岳陵日本画の販売
作品一覧
プロフィール
中村岳陵
Gakuryo Nakamura
1890年~1969年。
静岡県出身。
風景画だけでなく、様々な作品を制作した日本画家。
文化功労者、文化勲章受章者。
生い立ち
1890年、静岡県下田市に生まれる。
本名は中村恒吉。
幼少期を静岡で過ごした後、10歳で上京し本所に住むようになる。
13歳で野沢堤雨に師事して琳派の技法を学び、15歳のときには土佐派の川辺御楯に師事し、日本画の基礎を学び始めた。
1904年(明治37年)、若干14歳ながら「名和長年船上山に登る図」を日本美術協会展に出品し画壇デビューを果たす。
その後、1908年(明治41年)に東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科選科に入学。
在学中には紅児会にも参加し、西洋画の影響を受けるとともに、全期合同競技で優秀な成績を収め特別進級が許されるなど、その才能を高く評価される。
1912年(明治45年)、東京美術学校を首席で卒業。
卒業制作として「仏誕」を発表。
同年の第6回文展では「乳糜供養」が初入選を果たし、画家としての地位を確立する。
1914年(大正3年)には今村紫紅や速水御舟らとともに赤耀会を設立。
再興日本美術院第1回展に「緑蔭の饗莚」を出品し、注目を集める。
翌年には同人に推挙され、以後も「輪廻物語」や「竹取物語」など、日本の古典を題材とした作品を数多く制作した。
1930年(昭和5年)、福田平八郎や山口蓬春らと六潮会を結成し、モダニズム的な作風や都会的な題材に挑戦するようになる。
特に「婉膩水韻」や「都会女性職譜」など、時代を象徴する大胆な作品で注目を集めた。
また、1940年(昭和15年)には法隆寺金堂壁画の模写主任を務め、日本文化財の保護にも尽力。
さらに1959年(昭和34年)には大阪四天王寺金堂の壁画制作を担当し、その功績が高く評価された。
晩年には多くの栄誉を受け、1961年(昭和36年)には毎日芸術賞と朝日文化賞を受賞。
翌1962年(昭和37年)には文化勲章を授与され、現代日本画壇の重鎮としてその名を広く知られるようになった。
代表的なモチーフ
日本風景や、草木、鳥など
鑑定機関
中村岳陵鑑定会
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