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美術品の鑑定とは?【鑑定機関】

美術品・絵画の鑑定

鑑定機関とは、その美術品が真作であるかどうかの公正なる判断をする機関のこと。

ここでは、鑑定がどのような力を持つのか、鑑定に出す場合はどうしたら良いのかをまとめてご紹介しております。

 

目次

  1. 鑑定とは
  2. 鑑定の流れ
  3. 鑑定機関のご紹介
    a.東美鑑定評価機構
    b.日本洋画商協同組合鑑定登録委員会
    c.作家別に鑑定機関が設けられている場合

 

鑑定とは

そもそも"鑑定と査定、何が違うのですか?" と聞かれることが多いです。

 

鑑定とは、科学的な分析であったり、有識者の専門知識なども用いて、その作品が真作であるか公正に判断すること。

それに対して査定とは、一般的に弊社のような画廊や買取業者が真作であるか判断して金額などを提示すること。

 

正式な鑑定機関で行う鑑定でのみ、真作であるという証明能力を持つ鑑定証などを発行することができます。

そのため作品を売買するときに鑑定証などがあるか否かは重要な情報です。

※販売の際に発行される保証書は、鑑定証と同じような効力を持つものではありませんのでご注意ください。

 

鑑定の流れ

鑑定機関によって変わりますが、基本的な流れは以下のようになっております。

 

① 予約

鑑定の実施日程は鑑定機関によって異なり、受付期間が設けられている場合もあるのでまずは公式HPを確認。

その後、各鑑定機関に問合せ。

 

② 作品の持ち込み

ほとんどの鑑定機関では、基本的に持ち込みのみで対応していることが多い。

預かり証を貰った場合は、作品の引き取りの際に必要になります。

 

③ 鑑定の実施

各機関で鑑定が公正に行われる。

 

④ 結果

電話などで結果を伝えられることが多い。

 

⑤作品の引き取り

預かり証がある場合は引き換え、作品を受け取る。

 

鑑定が開催する日程や必要費用など、鑑定機関によって異なりますので、必ず公式HPでの確認が必要です。

 

また鑑定を実施し真作であると判断された場合は、鑑定機関によってそれぞれの形で証拠として残ります。

  • 鑑定証を紙として発行
  • シールの貼付
  • 登録番号の記載

 

 

鑑定機関のご紹介

鑑定機関が存在する作家は、亡くなると作品の贋作が多く出回ることが多いため、基本的に物故作家です。

現行の作家については、作家本人に作品を見てもらうなどする場合があります。

しかし草間彌生先生など、贋作があまりにも多すぎる作家については、鑑定機関が存在する場合もございます。

 

鑑定機関は以下のように分かれており、それぞれご説明いたします。

随時こちらの情報は更新しておりますが、各公式サイトが一番正しく、早い情報ですので、そちらを確認するようにしてください。

 

a.東美鑑定評価機構

b.日本洋画商協同組合鑑定登録委員会

c.作家別に鑑定機関が設けられている場合

 


 

a.東美鑑定評価機構

東美鑑定評価機構は、東京美術倶楽部から業務移管し発足した鑑定機関。

日本画、洋画、工芸と、数多くの作家の厳正なる鑑定を行い、真作と認められた場合は鑑定証が発行される。

公式サイトはこちら

 

■ 日本画

日程:毎月9日

鑑定料:10,000~50,000円(作家によって)

証書発行:30,000円

対象となる作家

池上秀畝、石本正、伊東深水、今村紫紅、岩橋英遠、上村松園、上村松篁、大橋翠石、大山忠作、小川芋銭、奥村土牛、小茂田青樹、加倉井和夫、片岡球子、加藤東一、金島桂華、鏑木清方、川合玉堂、川端龍子、川村曼舟、吉川霊華、小泉淳作、小杉放菴、後藤純男、小林古径、榊原紫峰、下村観山、杉山寧、髙山辰雄、竹内栖鳳、竹久夢二、土田麦僊、寺崎廣業、富田溪仙、西村五雲、橋本雅邦、橋本関雪、林功、東山魁夷、菱田春草、平川敏夫、平山郁夫、福田平八郎、前田青邨、松尾敏男、松本哲男、森田恒友、山口華楊、山口蓬春、山田申吾、横山操、吉田善彦

 

■ 洋画

日程:毎月25日

鑑定料:10,000〜50,000円(作家によって)

証書発行:30,000円

対象となる作家

靉光、青木繁、青山義雄、朝井閑右衛門、浅井忠、麻生三郎、有島生馬、糸園和三郎、今西中通、上野山清貢、梅原龍三郎、瑛九、海老原喜之助、岡鹿之助、岡田三郎助、金山康喜、彼末宏、鴨居玲、木村荘八、国吉康雄、熊谷守一、黒田清輝、小絲源太郎、古賀春江、児玉幸雄、小林萬吾、小林和作、小山敬三、斎藤与里、佐伯祐三、坂本繁二郎、佐分真、清水登之、白滝幾之助、杉本健吉、鈴木信太郎、須田国太郎、関根正二、曽宮一念、田村孝之介、鳥海青児、椿貞雄、寺内萬治郎、中川一政、中谷泰、中畑艸人、中村清治、中村彝、鍋井克之、西村龍介、野口弥太郎、野田英夫、野間仁根、長谷川利行、林武、福井良之助、藤島武二、藤田嗣治、前田寛治、牧野虎雄、松本竣介、三岸好太郎、三岸節子、満谷国四郎、南薫造、宮永岳彦、宮本三郎、村山槐多、森芳雄、安井曽太郎、山口薫、山下新太郎、山本鼎、萬鉄五郎、和田英作

 

■ 工芸

日程:毎月15日

鑑定料:10,000〜50,000円(作家によって)

証書発行:10,000円

対象となる作家

青木龍山、荒川豊蔵、石黒宗麿、板谷波山、岡部嶺男、十三代柿右衛門、十四代柿右衛門、鹿児島寿蔵、加藤唐九郎、加藤土師萌、加守田章二、北大路魯山人、楠部彌弌、黒田辰秋、小山冨士夫、近藤悠三、清水卯一、芹沢銈介、塚本快示、辻清明、富本憲吉、十二代中里無庵、十三代中里逢庵、松井康成、三浦小平二、宮之原謙、和太守卑良

 

版画作品について

以前発生した東山魁夷・平山郁夫・片岡球子の贋作版画事件を受けて、特定の版画作品のみ鑑定を開始。

真作と認められた作品は、偽造防止の証明シールを貼付られています。

詳細はこちら

対象となる作品

東山魁夷「秋映」
東山魁夷「草青む」
東山魁夷「風吹く浜」
東山魁夷「山嶺湧雲」
東山魁夷「白馬の森」
東山魁夷「道」
平山郁夫「月光ブルーモスクイスタンブール」
平山郁夫「流沙朝暘」
片岡球子「富士」
片岡球子「河口湖の赤富士」
片岡球子「うららかな富士」
片岡球子「冬(『富士四季』より)」
片岡球子「桜咲く富士」

 


 

b.日本洋画商協同組合鑑定登録委員会

20世紀以降の洋画家を中心に鑑定を行う鑑定機関。

公式サイトはこちら

 

日程:基本的に毎月15日

土日、祝日は日程変更あり、また休会もあり

事務取扱料:16,500円 ~ 66,000円(作家によって)

鑑定登録証書料:22,000円

対象となる作家

靉光、相原求一朗、青山熊冶、伊藤清永、糸園和三郎、猪熊弦一郎、伊原宇三郎、今西中通、海老原喜之助、岡鹿之助、岡田謙三、荻太郎、刑部人、小野末、小山田二郎、川口軌外、菊畑茂久馬、北川民次、木村荘八、河野通勢、國領經郎、小松崎邦雄、古茂田守介、斎藤義重、斎藤三郎、斎藤真一、佐伯祐三、佐竹徳、里見勝蔵、佐野繁次郎、清水登之、白髪一雄、菅創吉、菅井汲、菅野圭介、関根伸夫、曽宮一念、高島野十郎、高田誠、高畠達四郎、高松次郎、田中保、田辺三重松、椿貞雄、鶴岡政男、中根寛、中村琢二、中村直人、難波田龍起、野田英夫、長谷川利行、長谷川潾二郎、林倭衛、原勝四郎、原精一、平野遼、福沢一郎、藤田吉香、俣野第四郎、三木富雄、森田茂、柳原義達、山下菊二、山下大五郎、山本鼎、山本彪一、吉井淳二、吉原治良、萬鉄五郎、坂本善三(2023.1~)、合田佐和子(2023.11~)

青木繁、浅井忠、鹿子木孟郎、川村清雄、久米桂一郎、黒田清輝、五姓田芳柳、二世芳柳、五姓田義松、小山正太郎、高橋由一、原撫松、原田直次郎、満谷国四郎、山本芳翠、和田英作、中村不折、和田三造

 


 

c.各作家によって設けられている鑑定

東美鑑定評価機構や、日本洋画商協同組合鑑定登録委員会以外に、各鑑定機関が設けられている作家も存在します。

 

■ 草間彌生(草間彌生スタジオ)

以前は版画作品の鑑定も行っていたが、現在は休止中。

一点物(油彩、アクリル、立体作品など)のみの鑑定を実施されています。

公式サイトはこちら

 

■ 熊谷守一(京橋画廊内)

熊谷守一先生の水墨・淡彩画はこちらで鑑定を実施中。

公式サイトはこちら

 

■ 小磯良平鑑定会(梅田画廊内)

公式サイトはこちら

 

■ 篠田桃紅鑑定委員会(ギャラリーサンカイビ)

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■ 東郷青児鑑定委員会(堀越美術内)

公式サイトはこちら

 

■ 林喜市郎鑑定委員会(ギャラリーT内)

公式サイトはこちら

 

■ 棟方志功鑑定登録委員会

2022年頃に鑑定機関が休止となってから、新たに再開された鑑定機関。

公式サイトはこちら

 

■ 森本草介鑑定委員会(春風道画廊内)

公式サイトはこちら

 

■ 山下清鑑定会(西邑画廊内)

公式サイトはこちら

 

■ 横山大観(横山大観記念館)

真作であった場合、鑑定証書の発行ではなく登録番号が記入される。

公式サイトはこちら