藤城清治

プロフィール

藤城清治
Seiji Fujishiro

1924年～。

東京都出身。

影絵作家であり、カエルのキャラクター”ケロヨン”の作者でも知られている。

紫綬褒章、勲四等旭日小授章者。

慶應義塾普通部に入学、幼い頃から画才を見せ、仙波均平に絵の指導を受ける。

その後は洋画家:猪熊弦一郎氏や洋画家:脇田和氏にも師事。

絵画だけでなく、大学生の頃から人形劇の制作にも取り掛かる。

卒業後は、東京興行(現在 東京テアトル)の広報部にて、パンフレット制作、編集に携わる。

1948年から”暮しの手帖”に影絵の連載を開始。

また、1974年にはカラー影絵で連載を始める。

影絵劇や影絵画集を出版するなど精力的に活動、1966年にはテレビ番組”木馬座アワー”のカエルキャラクター “ケロヨン”を製作。

(木馬座の前身は藤城清治が中心となり結成した”人形劇場ジュヌ・パントル”)

昭和レトロの代表格ともいえるほど、圧倒的人気を誇ったキャラクターである。

1982年には文化庁芸術祭にて影絵による劇「銀河鉄道の夜」が優秀賞を受賞。

またパキスタン、ヨルダン、エジプト、アラブ首長国連邦等でも影絵劇を上演し、同劇は国内外で高い評価を得ている。

1996年には長野県に藤城清治影絵美術館が開館。

(現在は世界の影絵・きり絵・ガラス・オルゴール美術館)

その後、2013年には栃木県那須に「藤城清治美術館」が開館する。

年譜

1924年 東京都 生まれ。

1940年 慶應義塾大学経済学部予科に入学。

1948年 “暮しの手帖”で影絵の連載開始。

1966年 “木馬座アワー”のカエルキャラクター “ケロヨン”を製作。

1974年 “暮しの手帖”でカラー影絵の連載開始。

1982年 文化庁芸術祭にて影絵劇「銀河鉄道の夜」が優秀賞 受賞。

1989年 紫綬褒章を受章。

1995年 勲四等旭日小授章を受章。

1996年 藤城清治影絵美術館(長野県)が開館。

(現在 世界の影絵・きり絵・ガラス・オルゴール美術館)

2013年 藤城清治美術館(栃木県那須)が開館。

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