元永定正油彩 版画の販売

プロフィール

元永定正
Sadamasa Motonaga

1922～2011年。

三重出身。

具体美術協会に参加、戦後日本美術を代表とする人物の一人。

1922年に三重県伊賀上野で生まれる。

戦後の日本美術運動において重要な役割を果たした”具体美術協会”の初期メンバー。

その活動は画家としてだけでなく、舞台芸術や陶芸、壁画、インスタレーション、絵本など多岐に渡る。

自然や漫画からインスパイアされた生命感あふれる抽象形態を特徴としており、特に形と色を探求し追い求めた。

具体美術協会における初期の実験的展示では、色を付けた水をビニールに入れた作品が注目された。

これらは光や空気の動きによって変化する彩り豊かな視覚効果を生み出し、後の環境芸術やインスタレーションアートに影響を与えることとなる。

1966年ニューヨークでの活動を経て、エアブラシを使った作品やグラフィックとペインティングの要素を融合させた制作スタイルを確立。

具体を離れた後も彼の芸術活動は多岐にわたり、陶芸やインテリアデザイン、公共パフォーマンスなどにも手を広げ、常にアニメーションのような生命的形態を特徴としたスタイルを追求し続ける。

また元永は絵本の制作でもよく知られている。

詩人・翻訳家：谷川俊太郎との共作「もこ もこもこ」や「ココロのヒカリ」、

「ころ ころ ころ」「もけら もけら」「がちゃがちゃ どんどん」など。

現在でも子供に読む絵本として、人気が高い。

主な美術館

三重県立美術館

鑑定委員会

モトナガ資料研究室