ダミアン・ハースト

1986年から1989年までロンドンのゴールドスミス・カレッジで美術を学ぶ。

在学中の1988年にキュレーションした展覧会「Freeze」によって、後に「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト（YBAs）」と呼ばれる新世代の作家群の中心人物として注目を集める。

代表的なのは、ホルマリン漬けで保存された動物を巨大なガラスケースに入れて展示するスタイル。

しかしセンセーショナルな作品ということもあり、賛否両論を受けた。

ただ”生と死”は彼の主要なテーマであり、何度も作品を手掛けシリーズ化して、代表作となった。

ホルマリン漬けのサメを展示した《The Physical Impossibility of Death in the Mind of Someone Living》（1991年）や、

“生と死”を扱った作品としては、ダイヤモンドで覆われた人間の頭蓋骨《For the Love of God》（2007年）などがある。

また、白いキャンバスにカラフルな同じ大きさの丸が等間隔に描かれた、シリーズ「スポット・ペインティング」も有名である。

覚醒剤をイメージしているのではと言われている。

そして1995年、イギリスの美術家に贈られるターナー賞を受賞。

2015年には、自身のコレクションを展示するための美術館としてNewport Street Galleryをロンドンに開館している。

・シリーズ「Natural History」

ホルマリン漬けにされた動物（サメ、牛、羊など・・）をガラスケースに入れた作品。

・シリーズ「スポット・ペインティング」

カラフルな丸をキャンバスに等間隔に描いた作品。

その他にも様々な現代アート作品を手掛ける。